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こどもの日のこいのぼりと兜の由来や食べ物(ちまき・柏餅)の意味は?

      2016/08/26

こどもの日

ゴールデンウィークの後半にあたる5月5日の『こどもの日』。

男の子がいる家庭では、こいのぼりや兜を飾ったりすると思いますが、女の子しかいない家庭だと「あれ?女の子でも兜って飾るのかな?」なんて思ったりしませんか?

女の子には3月3日の桃の節句があって、5月5日のこどもの日は端午の節句とも言われるように、男の子の日というイメージもありますよね。

そんな疑問をスッキリさせるために、こどもの日とはどういう日なのか?
こいのぼりや兜を飾るようになった由来や、柏餅やちまきなどの食べ物についても調べてみました。

 


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こどもの日のこいのぼりと兜の由来や食べ物(ちまき・柏餅)の意味は?

こどもの日の由来

こどもの日の由来は、端午の節句から来ています。

端午の節句は、中国で5月に行われていた厄払いの儀式と、日本で5月に行われていた田植えをする若い女性(早乙女)の身を清める行事が合わさって、日本に広まりました。

中国の風習

中国の『荊楚歳時記(けいそさいじき)』には、こう書かれています。

「5月5日、これを浴蘭説といふ。
四民並びに蹋百草の戯あり、艾を採りて以て人を為り、門戸の上に懸け、以て毒気を祓う。 菖蒲を以て、或いはきざみ、或いはこなとし以て酒にうかぶ」(守谷美雄訳注、東洋文庫)

出典:http://tao-academy.jp/japantaoism/calendar0505.html

中国では5月に疫病が多く発生することから、5月5日に艾(よもぎ)で作った人形を門戸の上に飾ったり、菖蒲を刻んでお酒に入れて飲んだりする厄払いの風習があったようです。

日本の儀式

日本でも5月には、田植えを行う若い女性(早乙女)たちは、菖蒲や艾(よもぎ)葺きの小屋や神社で身を清める「さつき忌み」という儀式がありました。

元来、端午の節句とは子供のためのものではなく、女性のためのものだったんですね。

当時の日本では、春になると山の神が里におりてきて、田んぼや畑に実りを与えてくれ、冬になると再び山に戻られると信じられており、早乙女たちの身を清め「山の神を田畑に迎え入れるための儀式」であったと考えられています。

端午の節句の意味の変化

鎌倉時代以前:女性のための行事

鎌倉時代以前は、田植えをする女性たちの身を清めるための行事だった「端午の節句」ですが、鎌倉時代に入り意味が変わっていきます。

鎌倉時代以降:男の子のための行事

鎌倉時代~江戸時代は武家社会となり、
これまでは女性が身を清めるために使われていた「菖蒲(しょうぶ)」でしたが、武道や軍事を重んじる言葉「尚武(しょうぶ)」や「勝負(しょうぶ)」と発音が同じだったことから、武士達のあいだで武運を祈り、お家安泰を願う男の子の行事へと変わります。

 


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なぜ兜を飾るのか

兜

武運を祈る

武士たちにとって鎧兜は自分の身を守る大切なものであり、古くより安全祈願のために、神社に奉納する風習がありました。

江戸時代に入ってからも戦は続き、将来戦に行くことになる男の子の安全と武運を祈るという意味を込めて、鎧兜が飾られるようになりました。

現在でも、こども達を交通事故や事件、病気から守ってもらえるように祈願して飾っているのです。

職人の技術向上

武家では本物の鎧兜がありましたが、戦に行かない江戸時代の商人たちは鎧兜を持っていませんでした。

しかし江戸時代に入ると、江戸職人の技術も高くなり、鎧兜のミニチュアを作ることができるようになったことから、商人たちの間でもわが子の身の安全と立身出世を祈願して、家の中に内飾りとして鎧兜が飾られるようになったのです。

こうして徐々に武家以外でも鎧兜を飾る習慣が世間に広まっていきました。

こいのぼりを飾る理由

こいのぼり

中国の伝説

中国には、「鯉は龍門(中国にある流れの激しい川)をのぼり切ると、龍になって天に昇る」という言い伝えがあり、鯉は子供の健やかな成長と出世を祈る象徴となっています。

「登竜門」という言葉の由来も、この龍門が語源となっています。

いさぎよい鯉の姿

日本でも、鯉はまな板にのせられてもバタバタせず、いさぎよい姿を見せることから、男子たるものこうあるべし、という考えから端午の節句にはこいのぼりを飾るようになりました。

こいのぼりは江戸時代から

こいのぼりが飾られるようになったのは江戸時代からです。

武家に男の子が産まれると、お家の繁栄と子供の立身出世を祈願して、のぼりを立てて祝福していましたが、これに対抗する形で商人たちが考えたのが『こいのぼり』でした。

柏餅の由来と東日本と西日本の違い

柏餅

柏餅の由来

柏は新芽がでるまで古い葉が落ちないため、「家系が絶えない」縁起の良いものとされており、餡入りのお餅を柏の葉で巻いたとされています。

柏餅は江戸時代に江戸で作られた和菓子ですが、参勤交代などで全国各地に広がりました。

東日本の柏餅

江戸(東日本)の柏餅は、こしあん・つぶあん・みそあんの3種類を使い、柏の葉で巻かれていますが、葉のざらっとした裏面を外側に巻いてあるのが、こしあん・つぶあんで、つるっとした表面を外側に巻いてあるのが、みそあんです。

※現在はそういった風習も薄れてきていますので、メーカーによって異なるようです。

西日本の柏餅

西日本の柏餅は、柏の葉の自生が少ないためサルトリイバラの葉で代用されています。
中部や九州など一部地域では、みそあんの柏餅が普及しなかった地域もみられるようですね。

呼び名も、「柏餅」「いばらもち」「しばもち」など色々な呼び方で広まっています。

ちまきの由来と東日本と西日本の違い

ちまきの由来

ちまきを食べる風習は、平安時代に中国から伝わってきました。

由来は、紀元前300年前後の中国・戦国時代に生きた政治家であり詩人でもあった屈原(くつげん)という人物が祖国の将来を憂いて、川に身を投じました。

祖国のために力を尽くした屈原の報われぬ霊を弔い、屈原の亡骸が魚のエサにならないように、屈原の姉や屈原を慕う国民が川に餅を投げ入れたことから、屈原の命日でもある5月5日にちまきを食べる風習が始まったとされています。

当時日本の都(平安京)は京都府にありましたので、この風習が関西を中心に広まったというわけです。

西日本のちまき

西日本のちまき
関西のちまきは、屈原の話から『お餅』として伝わってきました。
餅を細長くしてチガヤ・竹・笹などで包んだものでしたが、徐々に餡をいれたりして、和菓子化されていきます。
(形は違えど、柏餅のようになっていきます。)

チガヤという植物の葉っぱで包んだことから、「ちまき」と言われるようになったという説もあります。

東日本のちまき

東日本のちまき
関東のちまきは、当時の中国でも多く見られた『お米の原型をとどめ、肉や栗、塩漬けにした卵などの具材を入れて、葦の葉で包み蒸したもの』が広まっていきました。

現在では「中華ちまき」と言われています。

関西ではお菓子っぽく、関東では食事っぽいという違いがあるのですね。

※中華ちまきの作り方・レシピ記事

なぜ5月5日なのか?

「端午の節句」の”端”は、”はじめの”という意味で、”午”は旧暦で”5”を指すことから、端午とは、”毎月はじめの午の日(毎月5日)”という意味になります。

 

5月になった理由
・端午の”午”の読みが”五”と同じことから、語呂合わせで5月5日に。
・中国では5月に疫病が多く発生し、厄払いをしていた。
・日本では5月に田植えの儀式が行われていた。
・陰陽思想では偶数は陰、奇数は陽となり、奇数が重なる5月5日などは陽の気が強すぎることから、”不吉”とされお祓いされていた。
・中国の政治家で詩人の屈原(くつげん)の命日だから。
・大坂落城を江戸幕府が記念し、毎年5月5日には盛大な式典が行われていた。

こういったことがあり、5月5日が端午の節句となったようです。

こどもの日とは?

こどもの日
国民の祝日に関する法律(祝日法)2条 ※1948年制定

「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」

日本の『こどもの日』に先駆け、1920年にトルコが4月23日を”国家主権と子供の日”として制定したのが始まりです。

その後、1925年にジュネーブで行われた福祉世界会議で6月1日を『国際子供の日』と制定。
さらに、1954年に国連総会で11月20日を『世界こどもの日』と制定しました。

こういった世界の風潮から日本でも『こどもの日』を祝日とする声が高まり、かつ、端午の節句のイメージから5月5日を希望する声が多く、この日に決定されました。

端午の節句とこどもの日の違い

1948年『こどもの日』制定前

3月3日 桃の節句  ※女の子のお祝い
5月5日 端午の節句 ※男の子のお祝い

1948年『こどもの日』制定後

3月3日 桃の節句  ※女の子のお祝い
5月5日 こどもの日 ※子供のお祝い
    端午の節句 ※男の子のお祝い

こう見てみると、『端午の節句』が『こどもの日』と同じ日にお祝いされる形になっていますね。

一部では、端午の節句が祝日なのに、桃の節句が祝日でないのは男尊女卑だ!という声もあるようですが、実は女の子は3月3日と5月5日の2日間もお祝いできるので、男の子よりもちょっぴりラッキーなんですよ(笑)

子供向けに説明するなら

●「こどもの日」って言うのはね、子供が健康に育って、幸せな人生を送れるようにお祝いする日なんだよ。
●「端午の節句」って言うのはね、ひな祭りの日に女の子のお家でひな人形を飾るのと一緒で、端午の節句の日には、男の子のお家で兜や鯉のぼり飾って、元気に育つようにってお祝いする日なんだよ。
●「」を飾るのはね、子供たちを怪我や事故や病気から守ってもらうために飾るんだよ。
●「こいのぼり」を飾るのはね、元気に泳ぐ鯉のように、元気で立派に大きくなるようにお祈りするために飾るんだよ。
●「柏餅」を食べるのはね、柏の葉っぱは新しい芽が出るまで古い葉っぱは落ちずに待っていて、途切れる事がないから縁起が良いってされているんだよ。
●「ちまき」を食べるのはね、昔中国にいた政治家の屈原(くつげん)という人が、中国の行く末に希望を亡くして、川で死んでしまったの。
その時に、屈原のお姉さんやお友達が、屈原さんの供養のためにお餅を川に投げ入れたっていうお話から来ているのよ。

いかがでしたでしょうか?
子供向けに説明しやすいようにまとめてみましたので、「こどもの日ってどんな日なの?」とお子さんに聞かれた時の参考にしてみてください。

 


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