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インフルエンザ予防接種の効果と副作用。時期はいつからで効果期間は何ヶ月?

      2017/08/18

インフルエンザ予防接種の効果と副作用

インフルエンザウイルスは、毎年12月~3月にかけて大流行します。子供が感染して高熱でうなされ、そこから一家全員に感染して散々な思いをしました。

できる事なら、インフルエンザ予防接種を受けて未然に防ぎたいですよね。

ただ、インフルエンザ予防接種に関しては、
「予防接種は効果ないって聞いたけど…」
「予防接種はいつごろ、何回受けたらいいの?」
「効果がある期間は何ヶ月つづくの?」
「副作用も気になる」
など、様々な疑問もあります。

結論から言いますと、インフルエンザ予防接種は効果があります

ここでは、厚生労働省やWHO(世界保健機関)、各研究機関のレポートなどを元に、インフルエンザ予防接種の効果や副作用、接種時期や効果の持続期間など、インフルエンザ予防接種に関する疑問を解消していきます。

 


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インフルエンザ予防接種の効果

インフルエンザ予防接種を受けておくことで、体内にインフルエンザウイルスの抗体を作り、インフルエンザの発症重症化を防ぐ効果があります。

インフルエンザは、インフルエンザウイルスが喉や鼻、目などから侵入し、体内で爆発的に増殖することで、高熱や全身の関節痛、下痢や嘔吐といった症状を引き起こします。

「予防接種に効果はない」という意見もありますが、「予防接種」という名前が混乱を招いていると感じています。「予防=感染しない」と思ってしまいますよね?

予防接種の役割は、インフルエンザの感染を防ぐものではなく、発症を抑えたり、発症しても重症化を抑えるためにインフルエンザ予防接種を受ける、というように認識を新たにする必要があります。

感染:インフルエンザウイルスが体内に入ること
発症:高熱や関節痛などインフルエンザの症状が表れること
重症化:肺炎やインフルエンザ脳症などの合併症を引き起こすこと

 

厚生労働省の公式サイトでも、
「感染後に発症する可能性を低減させたり、発症しても重症化防止に有効」
と書かれています。

WHO(世界保健機関)でも、
「発症や重症化を抑える効果は認められる」
「妊婦、生後6ヶ月~5歳までの子ども、65歳以上の高齢者、慢性疾患のある人、医療従事者には特に、毎年の予防接種を推奨する」
と書かれています。

インフルエンザ予防接種は、自分自身の発症や重症化を抑えるだけでなく、乳児やアレルギーなどでワクチンを接種できない人への感染を防ぐ意味もありますので、積極的に予防接種を受けましょう。

 

「予防接種は効果ない」説について

厚生労働省やWHO(世界保健機関)などによって、インフルエンザ予防接種には発症を抑えたり、重症化するリスクを抑える効果があると明言されています。

一方、「予防接種に効果なし!」と言われる由縁は、

  • ウイルスは毎年変異するため、完全一致するワクチンを作るのは不可能
  • 感染予防の効果は期待できない
  • 予防接種をしたのにインフルエンザを発症した
  • 予防接種していないけど、インフルエンザにならなかった

などが挙げられます。

これらの多くは、「予防=感染しない」という認識からきており、「予防接種は感染を抑える効果はないが、発症や重症化を抑える効果がある」というように理解を改める必要があります。

 

インフルエンザ予防接種の「有効率」とは?

「有効率」とは、インフルエンザウイルスに対し、予防接種(ワクチン)がどのくらい効果があったかを示すものです。

有効率60%の場合、「100人予防接種を受けたら60人がインフルエンザを発症しない」といった認識は誤りです。正しくは「予防接種を受けていない100人よりも、予防接種を受けている100人の方が、インフルエンザを発症する人数が60%少なくなる」となります。

未接種組が10人発症した場合、接種組は4人で済むという計算です。

 

“1回だけ”と2回では効果が違う?

インフルエンザ予防接種は、1回だけよりも2回接種した方が効果は高くなります

※以下のデータは、インフルエンザウイルスへの抗体が充分に出来たことを示す「中和抗体陽転率」をまとめたものです。

 

1歳~3歳未満の場合、1回の接種では十分に抗体が作られず、2回接種することで高い確率を示すことから、2回接種が推奨されています。

●1歳以上3歳未満:1回0.25ml
A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)株
1回目:41.7% 2回目:83.3%

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)株
1回目:45.8% 2回目:87.5%

B/ブリスベン/60/2008株
1回目:25.0% 2回目:75.0%

出典:北里第一三共ワクチン株式会社

 

3歳~13歳未満の場合、1回目と2回目の差が3~5%程度少なく、ともに高い確率を示しています。まだ抵抗力の弱い13歳未満の子どもの場合は、インフルエンザが重症化する可能性が高いため、予防接種は2回が推奨されています。

●3歳以上13歳未満:1回0.5ml
A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)株
1回目:88.9% 2回目:91.7%

A/ビクトリア/210/2009(H3N2)株
1回目:80.6% 2回目:86.1%

B/ブリスベン/60/2008株
1回目:72.2% 2回目:77.8%

出典:北里第一三共ワクチン株式会社

 

13歳以上でも喘息や糖尿病などの基礎疾患を持ち、免疫力が著しく低いと医師が判断した場合には、2回接種が推奨されています。

 

子供と大人の効果の違い

子供と大人でインフルエンザ予防接種では、有効率に違いが表れています。

子供や高齢者よりも成人の効果が高いので、大人は積極的に予防接種を受けて、子供やお年寄りにインフルエンザをうつさないようにしましょう。

【有効率】

  • 1歳~6歳未満の乳幼児で25%~51%
  • 成人で70%~90%
  • 高齢者で34%~55%(死亡リスクは80%減少)

※事前に流行しそうなウイルスを予想してワクチンが作られますので、その予想が外れた場合、有効率は極端に下がります。毎年この数値は変わりますので、目安として参考にしてください。

 

ワクチンの効果期間は何ヶ月つづく?

基礎免疫のある成人の場合、ワクチンの効果期間はワクチン接種後2週間~5ヶ月と言われています。

ただし、ワクチンが有効予防水準に達するのは1ヶ月後で、有効抗体水準が78.8%とピークに達するのは3ヶ月後5ヶ月後には50.8%に減少するとの報告もありますので、受験生や会社を休めない方は、効果の高い期間を考慮して予防接種を受けましょう。※期間の詳細は後述します。

基礎免疫のない乳幼児は、効果期間が1か月短くなりますので、注意しましょう。

 

予防接種について医師に相談が必要な人

以下の症状や持病をお持ちの方は、インフルエンザ予防接種を受ける前に、医師に相談しましょう。

  • 心臓血管系疾患、肝臓・腎臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患をお持ちの方
  • 過去の予防接種で、接種2日以内に発熱や全身性発疹などのアレルギー症状を起こした方
  • 過去にけいれんを起こしたことのある方
  • 過去に免疫不全と診断された方、先天性免疫不全症の近親者がいる方
  • 間質性肺炎、気管支喘息などの呼吸器系疾患をお持ちの方
  • 接種するインフルエンザワクチンの成分や、鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対するアレルギーのある方

 

予防接種を受けられない人

以下の症状や既往歴のある方は、インフルエンザ予防接種を受けられませんので、対象が整った後、医師に相談しましょう。

  • 明らかに発熱が認められる人
  • 重篤な急性疾患を発症している人
  • 予防接種でアナフィラキシーショックがあった人

 


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インフルエンザ予防接種の副作用(副反応)

インフルエンザ予防接種を受けると、稀に以下のような副反応が見られる場合があります。

局所的な副作用(副反応)

予防接種をした10~20%の方に以下のような局所的な副作用がみられます。

  • 赤くなる
  • 腫れる
  • ズキズキ痛む

症状はどれも軽度で、2~3日で治ります。

 

全身におよぶ副作用(副反応)

全身におよぶ副作用には以下のようなものがみられます。

  • 発熱
  • 頭痛
  • 寒気、悪寒
  • 倦怠感(だるい)
  • 眠気
  • めまい
  • 腹痛、下痢
  • 筋肉痛、関節痛
  • リンパ節の腫れ

症状はどれも軽度2~3日で治りますが、長引くようであれば、医師に相談しましょう。

 

重篤な副作用(副反応)

極稀に、以下のような重篤な副作用を起こす場合があります。

  • アナフィラキシー症状(じんましん、呼吸困難などの強いアレルギー反応)
  • ギランバレー症候群(手足のしびれから、呼吸器・脳・顔面などへの神経麻痺)
  • 急性脳症(意識障害、けいれん、発熱、嘔吐)
  • 急性散在性脳脊髄炎(頭痛、嘔吐、発熱などから、けいれん、意識障害)
  • けいれん
  • 肝機能障害(皮膚や白目に黄疸)
  • 喘息発作
  • 紫斑病(紫斑、鼻血、口内の出血などから、血小板の減少)

これらの重篤な副作用が見られた場合には、すぐに医療機関を受診しましょう

 

インフルエンザ予防接種の時期はいつから?

インフルエンザ予防接種の時期はいつから?
インフルエンザは11月~5月ごろまで注意が必要ですが、特に大流行するのが12月下旬~3月下旬です。

ワクチンが有効予防水準に達するまで1ヶ月かかり、有効抗体水準のピークが3ヶ月後効果の持続が5ヶ月と言われていますので、10月下旬~11月下旬までに接種すると、大流行期間の3月までカバーできます。

 

インフルエンザ予防接種の予約はいつから?

インフルエンザ予防接種の予約は10月から行う医療機関が多いようですが、早い所ですと9月から受け付けているところもありますので、9月になったらかかりつけの病院に確認してみましょう。

インフルエンザワクチンは数に限りがありますので、なるべく早めに予約しておくことをおすすめします。

続いて、具体的に乳幼児や受験生、大人のインフルエンザ予防接種の時期や回数について見ていきましょう。

 

乳幼児・子供の接種回数や時期はいつから?

●生後6ヶ月~13歳未満の乳幼児や子供の場合
接種回数:2回
1回目の時期:10月上旬~下旬
2回目の時期:11月上旬~下旬
効果期間:11月上旬~4月下旬
※過去にインフルエンザを発症したことがなく、予防接種も初めての場合は、基礎免疫ができていないため、上記の効果期間は1か月短くなります。

 

大人や高齢者の接種回数や時期はいつから?

●大人や65歳以上の高齢者の場合
接種回数:1回
時期:11月上旬~下旬
効果期間:12月上旬~5月下旬

 

受験生の接種回数や時期はいつから?

●中学・高校受験生の場合
接種回数:2回
1回目の時期:10月上旬~下旬
2回目の時期:11月上旬~下旬
効果期間:11月上旬~4月下旬
※最後の受験日が3月上旬であれば、2回目を3ヶ月前の12月上旬に接種しましょう。有効抗体水準がピークになっているので、インフルエンザを発症する可能性が最も低くなります。
※受験の年は1週間も無駄にしたくないですから、13歳以降でも医師に相談の上、2回接種してもらいましょう。

 

インフルエンザ予防接種の値段

インフルエンザ予防接種の値段
インフルエンザ予防接種は自由診療で保険適用外のため、10割負担となり、値段も医療機関によって異なります。

  • 2015~2016年の全国平均は3204円(東京都3440円・大阪府3165円)
  • 2016~2017年の全国平均は3346円(東京都3364円・大阪府3162円)

6ヶ月~13歳未満:2回で3000~9000円(最多価格帯5000~7000円)
成人:2000~5000円(最多価格帯3000~4000円)
高齢者:無料~2000円(最多価格帯1400~1600円)

自治体や企業の健康保険組合によって補助金制度がある場合もありますので、予防接種前に確認しておきましょう。

 

【確定】2017-2018シーズン インフルエンザHAワクチンの製造株はこれ!

A型株
A/シンガポール/GP1908/2015 (IVR-180) (H1N1)pdm09
A/香港/4801/2014 (X-263) (H3N2)

B型株
B/プーケット/3073/2013 (山形系統)
B/テキサス/2/2013 (ビクトリア系統)

このワクチンの株の型と、これから流行するインフルエンザウイルスの型が合えば、インフルエンザの発症や重症化を大幅に減らせることになります。

 

まとめ:インフルエンザ予防接種の効果

ここまで「インフルエンザ予防接種の効果」を中心にご紹介してきました。

最後に、インフルエンザ予防接種の効果と副作用、接種時期のタイミング、効果の続く期間についてまとめておきます。

  • インフルエンザ予防接種には、発症や重篤化を抑える効果があります
  • 軽微な副作用として、赤みや腫れ、発熱や頭痛などがあります
  • 重篤な副作用として、極稀に意識障害やけいれんなどがあります
  • 予防接種のベストな時期は、10月下旬~11月下旬です
  • 6ヶ月~13歳は2回接種、大人や高齢者は1回または2回接種
  • 2回目の接種は、1回目から4週間後がベストな時期です
  • 効果は接種後1か月から表れ、3ヶ月後に抗体数がピークに達し、5カ月間は効果が見込めます
  • 費用は1回3,000円~4,000円、65歳以上は1,500円程度です

インフルエンザ予防接種には、発症の確率を下げたり、症状を軽く抑える効果があります。本人が辛い思いをするだけでなく、周りの家族に辛い思いをさせないためにも、早め早めに受けておくことをおすすめします。

 


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