シュフトモ知恵袋

生活に役立つ情報と、ワクワク♪する毎日をあなたに!

*

子供インフルエンザの症状!潜伏期間や検査前に自宅でできる対処法

      2017/08/01

子供インフルエンザの症状

インフルエンザの流行時期になると、「うちの子大丈夫かなぁ」と感染していないか心配になります。

インフルエンザウイルスの潜伏期間中や、熱や頭痛、下痢などの症状を発症してから病院で検査を受けるまでに、自宅でできる対処法を知ることで、インフルエンザの苦痛を和らげてあげることができます。

インフルエンザB型などは、軽い微熱の症状だけで、子供が思いのほか元気がある場合もありますが、症状は様々で重症化すると、肺炎やインフルエンザ脳症などを起こし、命の危険さえもあるのです。

そこで今回は、

  • インフルエンザの初期症状と対処法
  • 重篤化したときの症状と対処法
  • 子供が元気でも要注意すべき事
  • 病院を受診するタイミング
  • インフルエンザにうつらない看病の仕方
  • インフルエンザの時に食べさせたい食事レシピ

などについてご紹介します。

 


スポンサーリンク


 

目次

子供のインフルエンザの初期症状

子供のインフルエンザの初期症状
赤ちゃんや子供の場合、具合が悪くても上手く意思表示できないことが多いので、家族であるあなたが普段と変わった様子はないか注意して見てあげましょう。

以下の初期症状が見られた場合は、インフルエンザの可能性がありますので、自宅で適切に対処し、症状が悪化する前に病院を受診しましょう。

 

38度以上の高熱

インフルエンザの場合、熱の出方に最大の特徴があります。それは「急な高熱」です。朝元気に学校に行ったお子さんが、お昼ごろに38度以上の高熱を出す場合もあります。

インフルエンザの高熱(38度以上)が何日続くのかについては、3日前後が多いようですが、個人差があり1日で下がる場合もあれば、7日間程度続く場合もあります。

インフルエンザの完治は、発症後5日~7日と言われていますが、発症から10日程度は子供の体調や体温の変化に注意しましょう。

二峰性発熱

赤ちゃんや子供に多く見られるのが「二峰性発熱(にほうせいはつねつ)」です。二峰性発熱とは、38度以上に上がった高熱が一旦37.5度未満に下がるも、その24時間以降に再び37.5度以上の熱が出ることを言います。

二峰性発熱が起こりやすいのは、

  • 乳幼児や小学生など、年齢が低い程確率が高い
  • 抗インフルエンザ薬を服用していない
  • インフルエンザB型に多い

2度目の熱が2日以上続く場合は、何らかの合併症を引き起こしている可能性がありますので、病院を受診することをおすすめします。

高熱の対処法

高熱が出るのは体がウイルスと戦っている証拠です。免疫細胞である白血球がインフルエンザウイルスを攻撃する際に、体温が38度~40度の状態が一番良いとされていますので、意識的に熱を下げる必要はありません。

そのことを理解した上で、自宅でできる対処法をご紹介します。

【水分補給】
高熱が出ると当然発汗します。脱水症状を起こす前に水分補給をさせましょう。水と麦茶がおすすめです。お茶、コーヒー、紅茶は刺激も強く弱った胃腸に負担が掛かります。

リンゴのすりおろし、スポーツ飲料、野菜スープなども、発汗で奪われた水分や塩分、ミネラルを補ってくれます。

熱がある時は冷たいものが飲みたくなりますが、胃腸に負担が掛かり、腹痛や下痢の原因にもなりますので、なるべく常温に近い温度で飲ませましょう。

 

【子供の体温の変化を記録する】
病院を受診した際に、これまでの経過を記録しておけば、医師の診断もより正確なものになります。何回か体温を測っておきましょう。

 

上記の対処を行った後、病院を受診しましょう。

高熱の対処法としては、インフルエンザ発症から48時間以内に、医師から処方された抗インフルエンザウイルス薬(タミフル、リレンザなど)の服用をおすすめします。通常より1~2日、回復が早くなります。

また、医師に相談なく市販の解熱剤を飲ませないでください。
インフルエンザ感染中に解熱剤を服用すると、

  • インフルエンザ脳症
  • 肝臓に異常な量の脂肪が増える脂肪変性(脂肪浸潤)
  • 異常な低体温

などを引き起こす可能性もあり、大変危険です。

 

悪寒・悪寒戦慄

風邪と違って、インフルエンザの場合には全身に寒気や悪寒を覚え、体に力が入らないなどの症状が出ます。

インフルエンザの悪寒は、ブルブルっと頭のてっぺんまで身震いするような感覚で、風邪よりも強い寒気を感じます。

風邪の時より震えが酷い場合は、インフルエンザが原因の悪寒か、より寒気を強く感じる悪寒戦慄の可能性があります。

悪寒・悪寒戦慄の対処法

悪寒は熱を出すためのスイッチです。熱を出してインフルエンザウイルスを退治しますので、体を温めることが大切です。

  • 室温を22度以上にする
  • 厚手のパジャマを着せたり、靴下を履かせる
  • 布団をかぶせて体を温める
  • 暖かいスープなどを飲ませる

悪寒が治まり、汗を掻いたり熱が出始めたら、過剰に体を温めるのは止めて、自然な発熱に身を任せましょう。悪寒や熱はウイルスを退治するためのものですので、過剰に心配する必要はありません。

 

全身の筋肉痛や関節痛

体がインフルエンザウイルスと戦う際に、免疫細胞が血管の伸縮や発熱を起こした結果、全身に筋肉痛や関節痛の症状が表れる場合があります。

通常の筋肉痛や関節痛は全身に表れることはありませんが、インフルエンザの場合、全身に筋肉痛や関節痛の症状が表れるのが特徴です。

インフルエンザによる筋肉痛や関節痛は、発熱物質であるプラスタグランジンが原因ですので、熱が下がれば治まってきます。

筋肉痛や関節痛の対処法

インフルエンザに起因する筋肉痛や関節痛の場合は、インフルエンザを治すことで痛みは治まりますので、病院を受診し、抗インフルエンザウイルス薬を飲みましょう。

筋肉痛や関節痛が我慢できないほどの痛みがある場合は、冷たいタオルなどで患部を冷やすことで痛みが和らぎます。

 

腹痛・下痢・嘔吐

インフルエンザで下痢や嘔吐の症状がでるのは、インフルエンザウイルスを体の外に排出するためです。一度や二度の下痢や嘔吐で、下痢止めなどの薬を飲むのは止めましょう。

腹痛・下痢・嘔吐の対処法

下痢や嘔吐によって脱水症状になる恐れがありますので、小まめに水分補給をしましょう。下痢や嘔吐が続くと、水分だけでなく栄養素も不足してきますので、ビタミンやミネラルを含んだ飲み物も飲ませましょう。

【水分補給のメインで飲ませたい飲み物】

  • 麦茶(ノンカフェインでミネラル含む)
  • ※一気に飲ませるのではなく、小まめに少量ずつ飲ませましょう

【水分補給で補助的に飲ませたい飲み物】

  • スポーツドリンク
  • ※水分補給で水の代わりに飲ませると、血糖値が高くなり、血糖値を下げるために排尿を促し、水分補給の意味がなくなります。水をメインにし、スポーツドリンクは補助的に飲ませましょう。

【水分補給に適さない飲み物】

  • コーヒー
  • 紅茶
  • ※カフェインを含み、利尿作用を起こすため、水分補給には適しません。また、胃腸への刺激も強いので、下痢や嘔吐の症状があるときは避けましょう。

 

咳や喉の痛み

咳は、インフルエンザウイルスを体外に出そうとする反応なので、数日の咳はそれほど気にする必要はありませんが、インフルエンザの完治目安である発症から1週間経過しても咳が続くようであれば、喘息や肺炎などの病気を併発している可能性がありますので、病院を受診してください。

咳や喉の痛みの対処法

咳(せき)が酷い場合

  • マスクをさせて喉の乾燥を防ぐ
  • 加湿器などで室内の湿度を50~60%に保つ
  • はちみつ入りの温かい飲み物を飲ませる
  • マフラーなどで喉を温める

喉の痛みが激しい場合
上記の対処法の他に、

  • マシュマロを食べさせる(ゼラチンが喉の痛みを和らげます)
  • 暖かいお湯に塩を入れてうがいさせる

共に、乾燥と冷えに注意しましょう。

 

鼻水(鼻汁)

鼻水も咳や下痢と同様に、インフルエンザウイルスを体外に排出するための反応です。多量の鼻水がでる場合は、インフルエンザC型が疑われます。

鼻水(鼻汁)の対処法

鼻水(鼻汁)にはインフルエンザウイルスが含まれていますので、すすらずに必ず鼻をかんで外に出させましょう

鼻水が残っていたり、強くかみ過ぎると、細菌が増殖したり、中耳炎を起こしたりするので、片方ずつ力まず鼻をかむように指導します。

赤ちゃんの場合は、鼻水吸引器を使ってすっきりさせてあげましょう。使用後の鼻水吸引器は、ドラッグストアや100均で売っている「消毒用エタノール」でつけ置き洗いしましょう。

 

頭痛

インフルエンザによる頭痛は、頭の血管が脈打つように「ガンガン」「ズキズキ」と強い痛みがあり、同時に38度以上の高熱全身の筋肉痛や関節痛、倦怠感などの症状もみられます。

頭痛の対処法

頭痛の原因である血管の拡張を抑えるには、頭を冷やすことが効果的です。しかし、頭痛や発熱などの症状は、体がインフルエンザウイルスと戦っている証拠でもありますので、痛みが強い場合に軽く冷やす程度にしましょう。

 

涙目・まぶしい

子供がインフルエンザで眼の症状を訴える場合、原因として最も多いのは感染性結膜炎です。インフルエンザウイルスが結膜に炎症をおこします。

また、筋肉痛や血管の拡張が目の奥や周りで起こると、眼痛を感じます。

以下のような症状がみられます

  • いつもより涙目になる
  • 普段は平気なものが、まぶしく感じる
  • 目の奥が痛い
  • 目が充血する
  • 目が熱っぽい
  • 目やにがでる

涙目・まぶしいの対処法

目の痛みが激しい場合は、冷たいタオルなどを目に当てて、安静に寝かせましょう。痛みが軽くならない場合は、結膜炎など別の病気を併発している可能性もありますので、病院を受診し、症状に適した点眼薬(目薬)を処方してもらいましょう。

 


スポンサーリンク


 

インフルエンザが重症化したときの症状

子供の様子が以下に当てはまる場合は、インフルエンザの症状が重症化している可能性がありますので、速やかに病院で診てもらいましょう。

  • 話しかけても返事がない
  • 顔色が悪い(青白い・土気色)
  • 呼吸困難
  • 精神的に落ち着かずイライラ
  • 目がうつろでボーっとしている
  • 下痢や嘔吐が治まらない
  • 自力で水分摂取ができない
  • 症状が落ち着いた後、再び熱や咳などの症状が現れた

上記の症状が見られる場合は、以下の合併症を引き起こしている可能性があります。

 

気管支炎

高熱と激しい咳が続く場合は、気管支炎を併発している可能性があります。

気管支炎の特徴

  1. コンコンという乾いた咳がでる
  2. ゴホゴホという湿った咳に変わる
  3. ゼーゼー、ヒューヒューといった呼吸音がでる

咳(せき)と同時に痰(たん)が出る場合がありますが、黄色や薄い緑など色の付いた痰がでた場合は、インフルエンザウイルスだけでなく、細菌感染も起こし、気管支炎が重症化している証です。

気管支炎の対処法

ウイルスや細菌の増殖を抑えるために、室内環境水分補給食事にも気をつけましょう。

  • 室内温度22度以上、湿度50~60%にして乾燥を防ぐ
  • 水分補給をし痰を出しやすくします
  • 刺激物を避け、はちみつ・生姜・大根・レンコンなど消炎・殺菌効果が見込めるものを食べさせましょう

※1歳未満の赤ちゃんの場合、乳児ボツリヌス症での死亡例もありますので、与えないでください

病院では、胸部レントゲン写真を撮り、肺炎の可能性を確認します。肺炎でなければ気管支炎と判断され、薬が処方されます。また、「ゼーゼー、ヒューヒュー」といった呼吸音が出て呼吸が苦しい場合は、スチーム吸入器を使い症状の緩和治療を行います。

 

肺炎

インフルエンザの合併症で肺炎になる場合があります。以前は、高齢者が発症する事がほとんどで、子供が発症する確率は低いものでしたが、新型インフルエンザの流行にともない、子供でもインフルエンザ肺炎に注意する必要が出てきました。

インフルエンザ肺炎の症状

  • 咳(せき)
  • 発熱
  • 呼吸困難
  • 胸の痛み
  • チアノーゼ
  • 血の混じった痰(たん)
  • 意識障害
  • 低体温
  • 頭痛
  • 筋肉痛や関節痛
  • 血小板減少(10万/㎣)
  • 白血球減少(4000/㎣)

肺炎は、がん、心臓病に続いて日本人の死因で第3位となっており、油断できない病気です。

インフルエンザ肺炎の対処法

上記のような肺炎の症状が1週間以上続く場合は、肺炎を併発している可能性がありますので、呼吸器科や内科を受診しましょう。

病院では、尿検査、血液検査、レントゲンやCTでの画像検査、喀痰検査(痰の検査)などを行い、病原菌を突き止め、それに応じた処方薬が出されます。

自宅でできる対処法は、

  • 室温を22度程度に上げる
  • 厚着をして体を温める
  • なるべく栄養のある食事を摂る
  • 睡眠を充分にとる

など、免疫力や抵抗力を高めることが大切です。

 

熱性痙攣(ねっせいけいれん)

熱性痙攣(ねっせいけいれん)とは、生後6ヶ月~5歳くらいまでの乳幼児(小児)が38度以上の高熱とともに、全身に痙攣を起こす症状をいいます。

インフルエンザ脳症でも痙攣(けいれん)を起こす場合がありますが、「熱性けいれん=インフルエンザ脳症」ではありません

見分け方のポイントは、発熱してから痙攣が起こるまでの時間です。

●通常の熱性痙攣
発熱から痙攣までの時間が短い。平均8.5時間。

●インフルエンザ脳症による熱性痙攣
発熱から痙攣までの時間が長い。平均15.8時間。48時間後に熱性痙攣が発症したケースもあります。

熱性けいれんは、20~30人の乳幼児(6歳未満)に1人の高確率で発症するとされていますが、死に至るほど重篤化することはなく、2~3分で症状が治まることが多いので、落ち着いて対処してください。

熱性けいれんの対処法

  • 落ち着いて対応すること
  • 首回りやベルトなど、衣服を緩める
  • 嘔吐の恐れがあるので、体を横に向けて寝かせる
  • 体を揺すったり、大声で呼びかけない

以下の症状がみられる場合は、病院を受診しましょう。

  • けいれんが5分以上続いている
  • 2回以上けいれんを繰り返す
  • 意識障害がある
  • けいれん後に麻痺がでた
  • 体の一部だけが痙攣している(部分発作)

念のため、産まれて初めて熱性けいれんを起こしたときは、病院へ行くことをおすすめします。

熱性けいれんの再発の可能性

熱性けいれんの再発の可能性は以下の通りです。

  • 熱性けいれんの再発率は50%以下
  • 2回起こる可能性は15%~50%
  • 3回起こる可能性は9%

以下の場合は、再発率50%

  • 親兄弟が熱性けいれんの経験がある
  • 1歳未満で熱性けいれんを経験した
  • 発熱から1時間未満で痙攣がおきた
  • 熱性けいれん時の体温が39度以下

 

インフルエンザ脳症(脳炎)

インフルエンザ脳症(脳炎)とは、インフルエンザの重篤な症状の一つで、痙攣、意識障害、異常行動などの神経症状を発症します。症状が進むと、血管が詰まったり、臓器が機能不全を起こすなど、命にも関わる危険な症状です。

●インフルエンザ脳炎
インフルエンザのウイルスが脳内に入り込み、炎症を起こす

●インフルエンザ脳症
脳内にウイルスは入り込んではいないが、痙攣や意識障害などの免疫反応が見られる

インフルエンザ脳症(脳炎)は、インフルエンザ発症後24時間~48時間ほどで発症し、発症後24時間以内に、痙攣、意識障害、異常行動などの神経症状がみられるようになります。インフルエンザ脳炎より、インフルエンザ脳症の方がより重篤な症状を起こし、危険です。

インフルエンザ脳症の対処法

インフルエンザ脳症は対処が遅れれば遅れるほど危険性が増します。自宅でできることはほとんどありません。すぐに病院を受診しましょう。

●支持療法
インフルエンザ脳症と診断される前から行うことで、脳症発生後の重篤化を防ぐために行う療法です。

  • 心肺機能の評価と安定化(意識レベル、呼吸状態、血圧、血糖値などを測定し、安定化を図る)
  • 中枢神経(けいれん治療、頭蓋内圧の管理など)
  • 体温管理(40度を超える場合はアセトアミノフェンを使用)

 

●特異的治療
インフルエンザ脳症により致命的な脳損傷を起こさないようにするための治療です。

  • 抗インフルエンザウイルス薬の投与
  • メチルプレドニンパルス療法(臓器不全を起こす高サイトカイン血症の抑制、脳内出血により脳内に水分が溜まり脳を拡大させる脳浮腫の症状を軽減する)
  • ガンマグロブリン大量療法(高サイトカイン血症を抑制)

 

●特殊治療

  • 脳低体温療法(体温を33度~35度に下げることで、過剰な免疫反応や神経障害の悪化を防ぐ)
  • 血漿交換療法(3日間かけて血液の入れ替えを行い、高サイトカイン血症の改善を図る)
  • シクロスポリン療法(高サイトカイン血症による細胞の死滅を抑制する)
  • アンチトロンビンⅢ大量療法(インフルエンザ脳症による血管の機能障害を防ぐ)
  • 脳保護剤(脳保護剤を投与し、活性酸素などのフリーラジカルを抑制し、脳障害を抑える)

 

子供が元気でも要注意!

子供が元気でも要注意!
インフルエンザには、こども特有の特徴があります。

  • インフルエンザの症状に対する経験が少なく、症状に気づかない
  • 熱が上がることで、気分がハイになる

また以下の場合も、子供が元気で熱がほとんど出ないことがあります。

  • インフルエンザの予防接種を受けている
  • インフルエンザB型を発症している
  • 免疫活性食細胞(白血球・マクロファージ)の異常

熱がなくて子どもが元気であっても、以下の状況であればインフルエンザを疑って適切な処置を行いましょう。

  • 学校や家庭内でインフルエンザが流行している
  • いつもよりやけにテンションが高い

子どもに自覚症状がない場合、大人が気づいてあげなければいけません。
インフルエンザが流行する11月~3月は特に、以下の問いかけをお子さんにしてみてください。

  • 学校や塾でインフルエンザが流行していないか?
  • 全身の筋肉痛や関節痛など普段と違う体調の変化はないか?

どちらかが「YES」の場合、インフルエンザの可能性が高まりますので、お子さんの様子や他の症状などを考慮し、病院を受診するなど対処しましょう。

 

病院を受診するタイミングはいつ?夜間の場合は?

病院を受診するタイミングはいつ?夜間の場合は?
インフルエンザはウイルスの増殖にともない、高熱や全身の筋肉痛や関節痛などの症状を重篤化させていきます。

インフルエンザウイルスは、インフルエンザの症状を発症してから48~72時間(2~3日)後にピークを迎えるため、抗インフルエンザ薬を48時間以内に投与することで、悪化を防ぎます。

 

症状を発症して12時間後

一般的に初期症状が表れて12時間経過してからが良いとされています。なぜなら、発症後数時間で受診してもインフルエンザウイルスが検出されず、インフルエンザと診断されない場合が多いからです。

「インフルエンザウイルスが検出されなかったので、しばらく様子をみましょう」

こういわれて、高熱が治まらずに再度病院へ連れて行くのは、子供も大人も大変ですよね?

そういった理由で、初期症状が表れて12時間経過してからの受診が望ましいとされています。

※以前は24時間と言われていましたが、検査キットの精度が上がってきたことから、12時間経過すれば、ほぼ判定がでるようになりました。

 

症状を発症したら直ぐ

「少しでも早く受診して、子供を楽にさせてあげたい」
親なら当然そう思いますよね。

そんなときは、以下の事を電話で病院側に伝えてみてください

  • 学校や家庭内でインフルエンザが流行していることを伝える
  • これまでの経過や症状を簡潔に伝える
  • インフルエンザ検査で陰性がでても、インフルエンザと診断したり、予防も兼ねて抗インフルエンザ薬を処方してもらえるか

インフルエンザと診断される可能性を感じたら、病院を受診しましょう。
※インフルエンザと診断されない場合もあります。その場合は12時間後に改めて病院へ行きましょう。

最近ではインフルエンザの検査をしなくても、インフルエンザと診断される場合があります。手抜きに見えるかもしれませんが、経験豊富なドクターであれば、周辺の状況、症状、顔つきなどで判断が可能です。

 

夜間の場合はどうする?

インフルエンザの場合、夜間の救急病院に行くのは控えましょう

内科医など専門医が勤務していない場合もありますし、より緊急の患者さんが運ばれてきますので、重篤な症状が出ていなければ、翌朝、専門医が勤務している時間帯に病院を受診しましょう。

自宅療養・過ごし方

夜間、自宅で療養して過ごす場合は、以下の対策を行いましょう。

  1. マスク・メガネ着用
  2. インフルエンザウイルスは、咳やくしゃみなどから感染します。家庭内での感染を拡大させないためにも、患者はマスク、看護者はマスクとメガネを着用しましょう。
    ※ウイルスは目からも浸入してきます

  3. 水分補給
  4. 発熱や下痢・嘔吐などの症状がある場合は、水分が不足しがちです。一度に大量を飲むのではなく、小まめに少量ずつ水分補給しましょう。水または麦茶がおすすめです。

  5. 解熱剤はNG
  6. インフルエンザの症状があるときに解熱剤を飲ませるのは、インフルエンザ脳症など重篤な症状を引き起こす可能性があり、大変危険です。解熱剤は飲ませてはいけません。

翌朝病院を受診するまでの夜間の過ごし方としては、上記3点を守って、しっかり看病してあげましょう。

 

インフルエンザにうつらない看病の仕方

インフルエンザにうつらない看病の仕方
子供のインフルエンザを発端に一家全滅!なんてことは避けたいですよね?
ここでは、インフルエンザにうつらない看病の仕方をご紹介します。

マスク・メガネ・手袋の着用

インフルエンザの感染経路は、飛沫感染、接触感染、空気感染です。

飛沫感染対策
患者:マスク着用
家族:マスク、メガネ着用

接触感染対策
患者:マスク、手袋着用
家族:マスク、手袋着用

空気感染対策
患者:マスク着用
家族:マスク、メガネ、手袋着用

マスクの扱いには注意が必要です。口に触れる内側部分にウイルスが付着しないようにしましょう。
※意外に知られていないのが眼からの感染です。眼の粘膜(結膜)にウイルスが付着することで感染するので、メガネの着用は効果的です。
手袋は煩わしさもありますが、より注意するのであれば着用をおすすめします。

 

隔離できる部屋に子供を寝かせる

インフルエンザ感染期間中は、誰も入らないで済む部屋に子供を寝かせましょう。患者との接点を最小限にすることが、うつらないための最善策です。

子供がある程度大きければ、必要な事はスマホでやり取りして、なるべく接触は控えましょう。

 

掃除を徹底する

インフルエンザの感染経路は、飛沫感染、接触感染、空気感染です。

ウイルスが部屋中に蔓延している可能性がありますので、患者が触れた場所(ドアノブ、蛇口など)は元より、床や壁、テーブルなど面積の広い箇所の掃除も小まめにしましょう。

 

患者とタオルを共有しない

タオルだけでなく、以下の物も共有しないほうが安全です。

  • 歯磨き粉
  • 歯磨き用コップ
  • スマホ充電器
  • 雑誌や本
  • 石鹸(ハンドソープ)
  • シャンプー
  • 食器類
  • 食器洗い用スポンジ

つい同じものを使ってしまいがちなので、注意しましょう。

 

温度・湿度を高めに設定

インフルエンザウイルスは、冬場に猛威をふるう事からも分かるように、「低温・乾燥」を好みます。

室内の温度を22度以上、湿度を50~60%にすることで、インフルエンザウイルスがうつる確率を下げることができます。

温度調整にエアコンを使うと、湿度が下がるとともに、室内のウイルスが舞い上がり拡散されてしまいます。石油ストーブ(上にやかんを乗せる)やオイルヒーター床暖房などで室温を上げ、加湿器を使用することをおすすめします。

※換気も重要です。1日に最低1~2回(1回5~10分)、室内の空気を入れ替えましょう。

 

免疫力・抵抗力を高めておく

子供と一緒に寝込まないためにも、インフルエンザに対抗する元気が必要です。以下の点に注意して免疫力・抵抗力を高めておきましょう。

睡眠

免疫力や抵抗力を高めるには、睡眠が大切です。

  • 睡眠時間は6~8時間取る
  • 寝る2時間前までに食事を済ませる
  • 就寝前にテレビやスマホを見ない

良質な睡眠をとることで、以下の効果があります。

  • 免疫物質(白血球など)の生成
  • 副交感神経が優位になり、免疫機能が活発化する
  • 成長ホルモンが分泌され、細胞の修復や、免疫物質の生成を補助する

食事・栄養

食事も免疫力・抵抗力UPには非常に重要です。

  • 3食バランスの良い食事を心がける
  • ヨーグルトや納豆などで善玉菌を増やし免疫力を高める
  • 根野菜を多くとり体を温め免疫力を高める

運動

激しい運動は必要ありません。ラジオ体操や簡単なストレッチ、その場でジャンプするだけでも、血液やリンパの流れが良くなり、免疫細胞が活性化します。

笑い

笑う事は全てにおいて良い結果をもたらします。
笑う事で神経ペプチドが生成され、神経ペプチドによってウイルスを攻撃してくれるNK細胞が活性化し、抵抗力・免疫力が高まります。

 

インフルエンザの食事レシピ

インフルエンザの食事レシピ
免疫力や抵抗力を高める食事レシピをご紹介します。

ポイントは4つ!

  • 消化の良いもの
  • 糖質、タンパク質、ビタミンACEが摂れるもの
  • 水分補給になるもの
  • 体を温めるもの

食欲がある場合

食欲があるときは、免疫力や抵抗力を上げるためにも栄養のある食事を摂りましょう。
Cpicon 具だくさん野菜スープで体ぽかぽか! by たくり

【効果】

  • ビタミンAやUが、喉、鼻、目、胃腸などの粘膜を保護
  • ビタミンCがウイルスや細菌の侵入を防ぐ
  • 殺菌作用(にんにく)
  • 体を温める(生姜)
  • 抗ウイルス作用(ねぎ)

 

Cpicon 中華風ニラ玉雑炊☆戻し粥で簡単☆ by fufufunoko

【効果】

  • 免疫力アップ(ニラ)
  • エネルギー(ご飯)
  • 関節炎の改善(鶏がらスープ)

 

食欲がない場合

食欲がないときは、無理に食事を摂る必要はありません。ヨーグルトやプリン、飲み物など軽めの物で栄養や水分を補給しましょう。
Cpicon 母の願いプリン by ひかり

【効果】

  • インフルエンザウイルス感染抑制効果(ココア)
  • 血行促進効果(ココア)

 

Cpicon 朝食に☆蜂蜜とりんごのヨーグルト☆ by minyokazu

【効果】

  • 炎症を抑える(りんご)
  • 整腸作用(ヨーグルト、りんご)
  • 粘膜の保護(りんご)
  • インフルエンザウイルス活動抑制(はちみつ)
  • 抗ウイルス作用(レモン)

※キウイ(黄肉種)も入れると、より免疫力が上がります

 

まとめ「子供インフルエンザの症状と対処法」

ここまで、「子供のインフルエンザの症状と対処法」についてご紹介してきました。

最後に、インフルエンザの症状と対処法について要点をまとめておきます。

●38度以上の高熱
病院を受診する。
48時間以内に抗インフルエンザ薬を服用する

●悪寒・悪寒戦慄
室温22度以上、厚着で体温を上げる。

●全身の筋肉痛や関節痛
抗インフルエンザ薬を服用する。

●下痢や嘔吐
小まめな水分補給。

●咳や喉の痛み
室内湿度50~60%にして乾燥や冷えを避ける。

●鼻水(鼻汁)
すすらずに、正しいかみ方で体外から出す。

●頭痛
軽い頭痛は我慢し、激しい頭痛は冷やす。

●涙目・まぶしい
病院を受診し、点眼薬をもらう。

●気管支炎
病院を受診する。
レントゲン撮影で肺炎かどうか確認し、スチーム吸入器で呼吸を楽にする。処方薬を飲む。

●肺炎
病院を受診する。
室温22度以上、厚着で体温を上げ、処方薬を飲む。栄養、睡眠をしっかりとる。

●熱性けいれん
衣服を緩め、横向きに寝かせる。体を揺すったり大声で呼びかけない。5分以上続く場合は病院を受診する。

●インフルエンザ脳症
病院を受診する。家庭でできる事はありません。

 

子どもは「インフルエンザかも!」とは言ってきてくれません。こちらで紹介したインフルエンザの症状がないか、注意して見守ってあげてください。

 


スポンサーリンク


 

 - 健康・病気 , , ,